このページは、防災士歴10年以上でボランティア経験がある管理人が、一般的に言われている災害対策で個人で出来るものを纏めています。
洪水は事前に予測、対応が出来ますので、興味がある方はご覧ください。
水害リスクを知るためのステップ
水害対策を行うには、まず自宅や職場がどのようなリスクにさらされているかを理解することが重要です。
ハザードマップの確認や周辺環境の調査を行い、災害警戒レベルに応じた行動を考えておきましょう。
「うちは大丈夫だろ」ではなく、ハザードマップを確認する癖をつけましょう。
また、旅行先や出張先などのハザードマップを確認する習慣もつけましょう。
ハザードマップを確認する
各自治体が提供するハザードマップを使用して、地域ごとの水害リスクや浸水の可能性を把握しましょう。これにより、家や職場が洪水のリスクにさらされているかがわかります。
ハザードマップは安心マップではない
ハザードマップで想定されていない地域だからと言って安心はできません。
実際に、3.11の際には「ココは想定外だから」と言って、逃げずに亡くなった方など、ハザードマップで想定していない場所で亡くなった方は多数いらっしゃいます。
また、2024年10月スペインのバレンシア州で8時間で1年分降水量を記録、とんでもない規模の洪水が起きています。
今まで経験したことがないような洪水も起こり得ます。
ハザードマップは参考にしても、絶対に被害が無いとは言えないので、早めの避難を心掛けて下さい
周辺環境の調査
過去の水害履歴や近くの河川の状態を確認し、リスクを明確にします。低地や河川近くに住んでいる場合は特に注意が必要です。
災害警戒レベルの理解
防災のためには、行政が発表する「災害警戒レベル」を把握し、避難のタイミングを判断する基準として役立てましょう。
日常の備え|水害対策のための防災グッズ
水害が発生すると日常生活に必要な物資が不足する可能性があります。ここでは、家庭で準備しておくべき防災グッズについて説明します。
備蓄する防災グッズ
- 飲料水と保存食:1人あたり3日分を目安に備蓄しましょう。
- 簡易トイレ:浸水によるトイレの使用不能に備えて準備が必要です。
- 防水バッグ:重要な書類や貴重品を防水バッグに入れておくと安心です。
- ラジオとモバイルバッテリー:停電時でも情報収集ができるよう準備しておきましょう。
建物の水害対策
ドアや窓の防水処理や、家電製品を高い場所に移動させるなど、建物内部の対策も重要です。
防水シートや土のうの用意も役立ちます。
水害発生時の行動|適切な避難方法と注意点
水害発生時には、正確な情報収集と早めの避難が被害を最小限に抑える鍵です。ここでは、具体的な避難行動について解説します。
避難時の情報収集
気象庁や自治体の防災情報を確認し、避難勧告や指示が出た場合には速やかに行動しましょう。スマートフォンの防災アプリを活用するのも効果的です。
避難場所の確認
事前に家族と避難場所を共有し、最適な避難経路を確認しておくと安心です。特に浸水が予想される地域では、安全なルートを選びましょう。
帰宅後の注意点|水害後の安全確認
水害が収束して帰宅が許可された後も、建物の安全確認が必要です。損傷がないかを確認し、電気やガスの点検も行いましょう。
建物の安全確認
浸水によって建物が損傷している可能性があるため、入室前に安全確認を行いましょう。
電気とガスの点検
配線やガス管が破損している場合、専門家による確認が必要です。無理な使用は避けましょう。
まとめ
洪水は、事前に予測が可能な事が多いので、洪水の危険がある地域では事前の準備を怠らず、万一の際も被害を最小限に食い止めるように努めましょう。
水害対策には、まず自宅や職場のリスクを把握することが重要です。
ハザードマップを活用し、地域の浸水リスクや周囲の環境(河川や地形など)を確認して、洪水が発生した際のリスクを知りましょう。
さらに、防災グッズの準備も必要です。飲料水や保存食、簡易トイレ、防水バッグ、ラジオやバッテリーなどを用意して、浸水が長引いた場合に備えてください。
また、窓やドアに防水シートや土のうを設置できるよう準備しておくと、家屋への浸水を軽減できます。
水害発生時には気象情報や避難指示をこまめに確認し、早めに行動することが大切です。
避難する際には飲料水、食料、常備薬などを携帯し、家族で事前に避難場所と経路を共有しておくと安心です。
避難後、自宅に戻る際は建物や電気設備の安全確認も行い、二次災害のリスクを避けましょう。
事前の準備と正しい行動で、水害被害を最小限に抑えることができます。