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地震の確率論と災害対策

地震の確率と考え方

地震に遭う確率は、マクロ的に見ると結構大事な事と言えるでしょう。
地震保険も、地域によって同じ保証額でも保険料が変わります。

地震保険基準料率|損害保険料率算出機構

そういう意味では、確率論は大事です。
しかし、地震列島ともいわれる私たちが住む日本では、地震の確率がほとんどないとされている地域でも地震が起きていることも忘れてはいけません。

地震動予測地図 震度6弱以上 各地のリスクと確率 揺れやすさ - NHK
【NHK】今後30年以内に震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を示す全国の予測地図(政府の地震調査委員会公表)。一方で2024年の能登半島地震のように確率が低い地域でも激しい揺れが。目安として捉え、どこにいても激しい揺れが起きうるとして事...

熊本地震のケース

一方、たとえば2016年に起きた熊本地震は、約30年の地震発生確率がほぼ0%~0.9%という1%未満の確率の中で発生しています。
確率論はあくまで確率でしかありません。
残念なことですが、実際に被災してしまった地域に住んでいる人からすると、100%の確率で被災してしまったという事になるでしょう。

日本一危ない “ねじれた断層”が九州にあった 政府は地震発生確率「Sランク」に | TBS NEWS DIG (5ページ)
国内に2000あるとされる活断層の中には大都市の地下に眠るものがある。九州最大都市・福岡市の真下を走る断層は17年前の大地震によって “ねじれ”が生じ、専門家は「日本一危ない断層」と呼ぶ。行政は東南海地方… (5ページ)

怖い確率論

最近は地震予測の確率が「ココはあまり地震が来そうにないから安心」と思っているところに大地震が襲ってきたりするのが現実です。
私がある被災地でボランティア活動をしていたところ「ココは台風も来ないし、地震も来たことが殆どなかったのに、まさかこんな事になるとは」という声を生で聞いたことがあります。

地震災害はある日突然やってきます。
そして、その災害で人生が変わってしまう人が沢山いるという現実があります。

麗奈
麗奈

どんな地域に住んでいても、地震対策はしておきべきというのが過去の地震から学べる最も重要な教訓の一つではないかと思います。

まとめ

地震が起きる確率は、確率が低いとされている地域に住む人たちの油断を誘うものかもしれません。
ハザードマップで地域の災害の傾向を知るのは大事ですが、想定外の災害も考慮に入れ、それぞれが減災のための地道な努力が必要だと思います。

「富山は地震が少ない」は神話?発生確率が低いのに起きた能登半島地震の波紋|プラス記事|くらし×防災メディア「防災ニッポン」読売新聞
富山県は地震が少ない――。県内で観測史上最大の震度5強を記録した能登半島地震は、そうした富山の「安全神話」を崩した。県内は地震で甚大な被害を受けてきた歴史があり、今後の発生に備える必要がある。地質学が専門の竹内章・富山大名誉教授は「歴史は繰...
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