緊急地震速報って意外と知らない人が多いので、ここで纏めておきます。
緊急地震速報は役に立たない?
緊急地震速報は地震がP波と呼ばれる小さな揺れのあと、S波と呼ばれる大きな揺れが来る事を利用して、P波が来た時点で情報を流します。
緊急地震速報は、P波の地震が来てから発令されます。
当然の事ですが、震源地の上に自分がいる場合、ほとんど役に立たない可能性があります。
これは、仕組み上仕方ない事ですが、警報が鳴った時に慌てないように、日ごろから「警報来たらこうしよう」などとシミュレーションしておきましょう。
車の中で地震速報を得る
緊急地震速報は、発生した地震をいち早く知らせるものです。
一定程度有効で、遠くの大地震の場合などは、車を路肩に寄せたり、建物の安全な場所に避難したりなど、命を守るための行動をとることが可能になります。
車の中の場合、ラジオ以外でも対応しているカーナビもありますし、もちろん車内でもスマホの音を切っていなければ鳴ります。

レーダー探知機で緊急地震速報を
最新の車でない場合、レーダー探知機などでも緊急地震速報を取ることが可能です。
ただし、その場合はWi-Fiを使ってネットから最新の情報を取る必要がありますので、車内Wi-FiやモバイルWi-Fiを使うか、スマホのテザリングなどをセットする必要があります。
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津波が迫っている時、渋滞に巻き込まれて身動きが出来なくなる可能性が高いので、車で逃げるのは止めましょう。
緊急地震速報は空振りが多い?
緊急地震速報に「空振り」が多いのは事実です。
でも、大地震の場合は瞬時の対応が生死を分けることもあり得ますから、訓練だと思って対処しましょう。

緊急地震速報は、「命の危険が迫っています」という警報だという事を頭に入れておきましょう。
緊急地震速報が鳴る震度
気象庁では、緊急地震速報を出す想定震度は震度5弱以上と予測された時に発表するとしていますので、この震度を起震車などで経験しておくと良いと思います。
東京では立川防災館、本所防災館などにありますので、行ってみましょう。

予約が必要だったりするので、事前に確認してから行きましょう。
私自身起震車で何度か経験した事がありますが、実際に来てから何かしようと思ってもかなり大変な震度です。
少しでも事前に知らせてくれる仕組みを有効に使いましょう。
緊急速報メール
緊急速報メールは、気象庁が配信する「緊急地震速報」「津波警報」および「特別警報」、国・地方公共団体が配信する「災害・避難情報」などを、対象エリア内にいるユーザーに届けるサービスです。
設定しておくと役に立つと思います。
ただし、メールですから、音が出なかったりバイブレーターも切ってあったりすると気づかない事もあります。

Yahoo!防災速報を設定
SIMフリースマホなどの場合は、Yahoo!防災を使うと良いでしょう。
Y!防災なら該当地域の避難所なども確認できるので、出先などで被災した時も有効です。

各県の災害情報をチェックする
ご自分のお住まいの地域、会社がある地域、その他ご縁がある地域の災害情報は事前にお気に入り登録しておくと良いでしょう。
通れた道マップ
私も使っているのですが、トヨタのT-CONNECTナビを使っている人は被災後「通れた道マップ」を利用できます。
これは、トヨタのT-CONNECTというシステムを使っている車が通れた道を表示してくれるので、被災時にはかなり有効です。

被災時は無駄な事をしたくないので「いつも通っている道が寸断されて通れなくなっているのが分かった」という事態は避けたいでところです

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